春の山菜「ふきのとう」は、春一番、枯草の中に見付けることが出来ます。雪の残る頃から少しずつ芽吹き始めて、チューリップや水仙の芽が少し見え始める頃が旬。その後も、遅れて芽を出す「ふきのとう」を見付けることは出来ます。
「ほろ苦い味が忘れられなくなる」「くせになる」と言われるその味が「ふきのとう」の魅力の様です。
収穫
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「ふきのとう」は蕗の花芽。地下茎で繋がったその先から葉の芽を出すので、花芽を摘んでも蕗はちゃんと茂ってくれます。
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手でも簡単に採れますが、土に埋もれて芽吹いているものなので、手袋を履くかハサミを使うなどした方が良さそうです。花のまだ咲いていない芽をいただきます。お店などで売られているものは、花が全く見えない状態のものの様です。※下の写真の一番手前の状態。
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採られずに育った「ふきのとう」は、花を広げながら花茎を10㎝20㎝と段々にのばし塔を立て、咲き終わりには綿毛をつけて種を残す様です。
下拵え
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土を洗い流して、傷んでいる部分を除きます。
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半分に切ると中には花の芽があります。切った瞬間から灰汁が滲み始めるので、手早く作業を進めた方が良さそうですが、どのみち「ふき味噌」は味噌色に染まるので、私は慌てず、こんなものかと思いながら作業しています。
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半分に切ってから茹でた方が灰汁出しに良い様ですが。
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塩を少し入れたたっぷりのお湯で3分程茹でます。
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湯切りをして冷水にさらし、熱を取ります。
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水を絞って、荒みじん切りに。
ふき味噌の作り方
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【作り方】
味噌、お酒、みりん、砂糖を同じ分量で混ぜて置き、油で炒めた「ふきのとう」にまぶし更に炒めたら完成です。
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【材料】
今回は「ふきのとう」10個に対して、味噌等の調味料は、それぞれ大きなスプーン2杯。
ふきのとう10個
味噌・・大きなスプーン2杯
お酒・・大きなスプーン2杯
みりん・大きなスプーン2杯
砂糖・・大きなスプーン2杯
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炒める前に、調味料を混ぜておきました。
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みじん切りにした「ふきのとう」を油で炒め始めると、ふきの香りがしてきます。そこへ味噌を入れます。
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味噌を合わせた調味料は、甘辛いので「ふきのとう」に対して多くても、食べにくくなる事は無いと思います。
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御飯に乗せたり、おにぎりに塗って焼けば美味しい焼きおにぎりに。※焼きおにぎりは、魚焼きグリルで焼くと焼き目が付きやすくより美味しそう(?)に見えるかもしれません。
⇩蕗の葉。夏に見たこの景色の側に「ふきのとう」は芽吹きます。
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まとめ
郊外の道を行けばあちこちに在る蕗ですから、とても身近で、気軽に楽しめるもの。調理方法も簡単ですし、ほんの10個で十分に楽しめる「ふきのとう」はとても魅力的な気がします。