春の山菜/たらの芽(タラノメ) 特徴・収穫・下拵え・調理方法など

山菜

春に楽しむことの出来る山菜“たらの芽”
探せば楽しく、食べれば美味しい山菜です!!

“たらの芽”のあれこれを紹介します。

タラノ木は、どこにでも生えるパイオニアプランツ。道路脇をよく見ているとアチコチに生えています。※郊外の道路。

山菜はアクが強いので下拵えを行います。包丁を入れた瞬間から黒い灰汁がにじみ出て来て、手はあっという間に黒く&山菜の香りが付いたりもしますので気になる場合は手袋を。

収穫・時期など

4月末から5月上中の芽吹きの時期がタラノメの収穫時期です。

たらの芽はタラノキの枝先に芽吹く若葉の芽。細い枝には細い芽が、太い枝には太い芽が付きます。

簡単にポリッと手で採れます。 昔ながらのタラノキは棘がありますので気を付ける必要があります。若芽にも棘の様なものがありますが、こちらは柔らかいので大丈夫です。

したごしらえ・あくぬき

葉をいただくつもりであれば葉をつけたまま、若い茎部分を味わうつもりならば葉の小さい内に、もしくは葉を落として。

ガクを落とします。

水に晒します。ここで水→酢水にする方もいる様です。

葉と茎全体で天ぷら、茎で酢味噌和えなどなど。パスタにも。 茎の食感はアボガドに似ます。時期が過ぎると味わえないのが山菜、どうしてもタラの芽が恋しく成ったらアボガドの天ぷらでしょうか。

レシピ

たらの芽の天ぷら

生のたらの芽に衣を付けて180℃の揚げ油で上げるだけ。

▼Point▼ 衣を滑らないように付けて、揚げることで綺麗に仕上がります。 水洗いした後にしっかり水分を落とすことで、衣は滑らなくなりますが、乾いていない部分は残りがちです。たらの芽を水洗いしたあと、水を軽く振り落としたらてんぷら粉を少し入れたビニール袋に入れて軽くシャッフル、これで衣の付きは良くなります。よく粉を振り落として、てんぷら粉に潜らせ揚げていきます。

ゆでかた

たっぷりのお湯を沸かし塩を一つまみ入れます。2分程度茹でたら冷水に取り上げます。

▼point▼ 茹で過ぎに注意します。たらの芽は太さがあり熱が残ります。クタクタにならない様にサッと茹でます。

たらの芽のあれこれ

タラノキは日本各地に自生する樹高3~5m程の落葉広葉樹。どこにでも生えるパイオニアプランツ、道路脇をよく見ているとアチコチに生えています。たらの芽はタラノキの新芽。種だけではなく、地下茎を伸ばし生え広がっても行く強い木で庭木には向きません。あちこちに在るのですが自生するものは幹に鋭い棘が多く注意深く扱わなければ“取り切れない小さな棘をいただくことに成ります”

まとめ

芽吹きの時期は一瞬で過ぎて行きます。芽吹く前にタラノキを見付けておくと良いでしょう。不自然なほどに枝先がブツッと切れている様な姿のタラノキ。その先に付くタラノ芽。
春・探すのも楽しいかもしれません。

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