リーフプランツとしてガーデンで楽しめる山野草・山菜 6選

ガーデニング

ガーデニングで欠かせないリーフプランツ(葉を楽しむ植物)。アクセントやグランドカバーなどに用いて庭をお洒落に飾ってくれるものです。

あちこちに自生する山野草等は、自然と調和したナチュラルな庭を作ってくれます。そんな山野草の中から“山菜”と呼ばれものをpickupしてみました。

山菜を取りに行ったり、季節の味覚を食事に取り入れるなども魅力的ですが、山歩きはなかなか敷居が高いもの。庭を山菜の宝庫にしてしまうのも面白そうです。

葉わさび(わさび)

■概略
葉ワサビと呼ばれているものも、根を擦っていただいているワサビも同じものです。夏の直射日光を嫌う半日陰のプランツ。15~20㎝程度の丸い葉には艶があります。
土で育てると根は太くはならないので根をいただくことはできませんが、ピリッと辛い葉や茎を醤油漬けなどにしていただくことが出来ます。

山わさび(西洋わさび/ホースラディッシュ)

■概略
和名西洋わさび、英名ホースラディッシュ。アブラナ科の耐寒性多年草。市販される「わさび」にMIXされているもので、根をすりおろして薬味としていただきます。(この「わさび」を混ぜていないものをあえて“本わざび”と銘打っている様です)。

草丈50~70㎝前後で、葉には艶と厚みがありリーフプランツに向く。青虫、カタツムリには好まれる様で、放置すれば葉の芯を残して食べ尽くす事もありますが、大きな虫が相手なので除去はしやすいタイプ。もし芯だけになっても枯れ絶えることの無い強い株です。大きく成った根をいくつかに切って埋めておくと新しい株が出来ます。

コゴミ(草ソテツ)

■概略
正式名称クサソテツ。シダ植物の多年草。湿気った水はけのよい明るい場所を好む。一度植えると、翌年周辺から少し新しい芽を出してくれるので、絶えることも無く増えすぎることも無く扱いやすい。

コゴミは灰汁抜き無しでいただける山菜で、水洗いをして、天ぷらやお浸しなどにしていただきます。出て来る芽を全て摘んでしまうと枯れてしまうので、一部をいただきます。

下の写真は、コゴミの間にコレオプシス(赤い花)を植えています。

一株だけでも形に成るので、どこに植えても良さそうです。

ウド

■概略
大型の多年草。一度植えると毎年芽を出してくれます。草丈1~2mで、薔薇が咲く頃には大きく茂ります。

初夏から秋までだけ、庭の目隠しや生垣として茂らせて楽しむのも面白いウドです。木を植えてしまうにはちょっと・・・といった場所や、一気にグリーンに囲まれた空間を作りたい時などにも大活躍します。※冬には枯れた茎や葉を片付ける手間は掛かります。

ウドは山菜の中でも人気のある物で、若芽の天ぷらや茎の酢味噌和え、茎の皮のきんぴらなどにしていただけます。

ウルイ(学名ホスタ/ギボウシ属)

■概略
ガーデニングでは、ホスタの名前で良く知られているリーフプランツ。出たてのまだ淡い緑色の芽を、サラダや浅漬け、炒め物などにしていただきます。

直下の写真のものは“山菜苗ウルイ”として流通していた苗からのもの。様々なホスタがありますが、どれもいただくことが出来る様ですので”山菜苗ウルイ”にこだわる必要はなさそうです。

※ウルイは、毒草のバイケソウとの誤食事故の注意喚起が出ています。こちらへの注意は必要です。

下の様なカラーリーフのホスタでは、食べることが出来ると言われてもピンときませんが、芽は葉が巻いた状態の針状(タケノコの様な形)で出て来るので、気にはならないかもしれません。

チャイブ(エゾネギ/西洋アサツキ)

■概略
球根性多年草。草丈30㎝前後でネギらしいスッキリした葉を茂らせ、初夏に薄紫の花を咲かせます。葉を大きく茂らせるものではないので、ちょっとした隙間にもはまります。チャイブは秋まで緑の葉を保ってくれます。

薬味アサツキがチャイブの変種。アサツキと同じ様に薬味としていただくことが出来ます。小さな白い球根部分を付けたまま茹でて酢味噌で和えたものも美味しくいただけます。

種で増えますが、球根性ですので増えても扱いやすいタイプ。増えたものをいただきます。

まとめ

最近は、ホームセンター等でも山菜苗を置いているのでどれも簡単に揃えることが出来ます。植えっぱなしで楽しむことの出来るもの、他のものと見分けの付けやすいタイプでもあるので、様々な草花のある庭にあっても簡単に山菜として楽しめます。キッチンガーデンとも家庭菜園ともカテゴライズもせず作る庭のリーフプランツに置く山菜。他にもユリ(ゆり根)などもありますが、ここでは扱いやすいリーフプランツになる山菜6選でした。

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